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緞帳(どんちょう)

大ホールの緞帳、中ホールの緞帳の 製作期間・題名・つり込み作業の様子 などをご紹介します。

平成15年9月12日(金)に大ホール・中ホールの緞帳の吊り込み作業が行われました。
緞帳とは、舞台と客席空間を区切る幕のことです。
ホールにいらっしゃったお客様に最初に接する、ホールの顔ともいえます。

大ホール緞帳

制作期間:190日(半年以上!)
原画デザイン:武内文雄氏
画題:『萌え出づ』
“澄んだ空気、渡るさわやかな風、文化歴史を今に物語る川の流れ。”を基本テーマにし、内容としては、やわらかな陽射しの中、水ゆるみ、爽やかな風わたり、草木が芽吹き、自然界が生命の輝きに歓び、そのすばらしさを人々にに告げる春、をイメージとして、リズミカルな流線で、「悠久の川の流れ」「交流の多いまち」等が表現されています。
色彩面では、銀ベースの中に、淡い虹彩色で、萌え出づる春の歓びが表現されています。

中ホール緞帳

制作期間:148日(約5ヶ月!)
原画デザイン:原山司氏
画題:『予感』
先入観や固定的なイメージを過分に与えないデザインであり、かつ、多目的な演目に適応できるデザインであること。そして、何よりも、開催者(利用者)にとって使い易い、多様な舞台演出の妨げにならないものであり、そして、ホール内に溶け込んだ一体感のある緞帳 を目指して制作されました。
特に留意した点は、北上のまちのイメージ・未来へ向かって・光り輝く時の到来の三点だそうです。

緞帳吊り込み作業

PIANO

さくらホールには ヤマハCF・ヤマハCF-ⅢS・スタインウェイD-274・ファツィオーリF278 4台のコンサートピアノがあります。その中から ファツィオーリF278 をご紹介します。

ファツィオーリは、イタリアの家具会社一族のパオロ・ファツィオーリによって、1979年にイタリアで設立されたピアノ会社です。

製作コンセプト

  • クリアな響き
  • すべての音域における音色の同質性
  • もっとも繊細なピアニッシシモ(限りなく弱く)から強大なフォルティッシモ(限りなく強く)に至るデュミナーク(強弱)の幅
  • 可能な限り長く延びる音
  • バッハのフーガなど対位法音楽において各声部の主題のテクスチャー(構成)が明快に演奏できること。

ファツィオーリの選定は日本の公共ホールでは、滋賀県の栗東市にある栗東芸術文化会館さきらと、幕張新副都心内のホール“コア”に続いて3台目になります。なかなかお目にかかれないピアノです。

さくらホールのファツィオーリには名前が付いています。
この楽器は2003年10月に札幌コンサートホールKitaraとすみだトリフォニーホールで
名匠アルド・チッコリーニ氏により演奏されましたが、その時にチッコリーニ氏から
「Michelangelo(ミケランジェロ)」と名前を付けられました。ピアノの中にプレートとサインがあります。

ピアノの中のサイン(長いので写真3枚に分割して撮影しました)

A Michelangelo Con tutti i Auguri e Complimenti Aldo Ciccolini Tokyo. 12 of Oct. 2003
“ミケランジェロ” 全ての幸運と賛辞をこめて! アルドチッコリーニ 東京にて 2003年10月12日

ピアノの中のプレート

especially made for
Maestro Aldo Ciccolini
concerts in Sapporo and Tokyo
October 2003

さくらホールに搬入されたファツィオーリは、ピアノ庫で市内のピアノの先生による弾き込みを受け、組み立てが終わったすぐ後の音と、弾き込みが進んだ現在では音がとても変わりました。豊かになった・・というのがぴったりです。
「ドルチェ(甘い)音色がする、とても歌う楽器です。人間の歌声によく合います。」‥ピアニスト松岡淳氏
今後のファツィオーリの活躍にご期待下さい!